税理士 本橋裕央のブログ

本橋会計事務所 税理士 本橋裕央が、税金に関する情報などを書いています。

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税理士試験
更新日:2015年11月27日

早いもので、今月もあと3日となりました。来週からもう12月です。税理士事務所は、これから春に向けての間、繁忙期となります。年末調整、法定調書合計表の作成、給与支払報告書の提出、固定資産税(償却資産税)の申告、確定申告と、通常業務の他にプラスアルファの業務が出てきます。

繁忙期に向けて、12月は税理士試験の受験生にとって、大切な日があります。8月に受けた税理士試験の合格発表の日です。夏の暑い中に受けた試験の結果が、4ヶ月後の12月に発表されるとは、長い採点期間だと思います。自分が受験生であった頃は、良くても悪くても早く結果が知りたかったものです。

税理士資格を試験で取得するには、5つの科目に合格する必要があります。会計科目の①簿記論②財務諸表論が必修科目で、税法科目の③法人税法と所得税法が選択必修、他相続税法、消費税法又は酒税法、固定資産税、住民税又は事業税、国税徴収法からの選択となります。

なかなかそんな強者は居ませんが5科目同時に受けても良いですし、毎年1科目ずつ受験していっても大丈夫です。そして、5科目取りきると税理士資格有資格者となります。合格発表は、毎年郵送で知らされるので、発表の日は郵便屋さんが大変待ち遠しかったです。

1部科目合格者は、郵送でしか合否が解らないのですが、5科目すべて取りきった方は、官報に受験番号と名前が掲載されます。なので、5科目の合格を官報合格とか官報に載った、などと言ったりします。

私が受験生のころは、7月の末~8月の第1週くらいの3日間に試験が行われ、東京では、早稲田大学か立教大学の冷房の無い教室で、汗だくになって問題を解いた記憶があります。数年前からは、流石に冷房も入る様になりましたが、今年は受験日が遅く、お盆明けの8月18日、19日、20日でした。

税理士試験まで、猛ダッシュで勉強して、試験後に夏を満喫、お盆休みでノンビリするというのが例年のペースだと思いますが、今年はペースを乱された受験生が多々いらっしゃる様です。1年かけて予定を組んで勉強して来たのですから安易に変えられるとペース配分や夏の予定が狂ってしまいますね。

さて、そんな平成27年度税理士試験の合格発表は、12月18日(金)です。受験生本人は勿論、周りで応援してくれたご家族、同僚、友人、講師の皆さんにとっても大切な日です。人事を尽くして天命を待つ。良い知らせを運んでくれる郵便屋さんやインターネット上に公開される官報を心穏やかに待ちましょう。良い結果を得て、良い年となります様に。