税理士 本橋裕央のブログ

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土地の評価
更新日:2017年04月22日

相続税や贈与を計算するにあたり、その相続税の課税対象となる遺産の価額や贈与税の課税対象となる贈与財産の価額を計算しなければなりません。このような遺産の価額や贈与財産の価額を算出する手続きを評価といいます。

現金や預金でしたら、そのままの金額が評価額となります。金庫に現金100万円があった場合には、現金100万円と評価され、銀行の普通預金口座に500万円があった場合は、そのまま500万円と評価されます。

現預金であれば、わかり易いのですが、土地の場合はいかがでしょうか?不動産屋さんに見積もってもらえば良いのでしょうか?

 相続税や贈与税を課する際の土地の評価には、一般的に路線価が使われます。「路線価」は、毎年7月頃に国税庁が発表しますが、その頃になるとニュースや新聞で取り上げられ、耳にされたことがある方も多いと思います。各税務署では冊子となっている路線価図を閲覧することができますが、今は国税庁のホームページでも見ることができます。

具体的には、評価の対象となる土地の路線価とその土地の面積を乗じ土地の評価額を算出します。路線価を国税庁のホームページで調べ、土地の面積は法務局の謄本や測量図で調べることができます。それらを乗じて評価額を算出するのが原則です。

正方形の土地の入口側だけに路線価が付されている土地であれば、上記の方法で計算できますが、そう単純な土地だけではありません。そもそも土地は一つとして同じものはありません。

土地が角地にあり入口側と側方の2方に路線価が付いている、土地を挟んで入口と裏口の前後2方に路線価が付いている、長方形の土地の4方に路線価が付いている、土地の間口が狭い、土地の形が長い、土地の形が斜めになっている、崖地になっている、水路がある等、さまざまです。

ちょっとした違いで、土地の評価額が数百万も差が出ることもあります。試算の時点では、路線価×面積で土地を評価しても良いですが、相続税・贈与税の実際の申告時には、慎重な評価が必要になってきます。